スペースX(イーロン・マスク氏)の計画について「火星じゃなくて月になったの?」というニュースを目にすることが増えましたよね。
結論から言うと、「火星に行く計画をやめた(月に変更した)」わけではなく、
「火星に行くためのステップとして、まずは月に行く仕事をNASAから引き受けた」というのが正確なところです。
つまり、最終目的地は「火星」のままですが、現在は「月」のミッションで大忙しという状態です。
このあたりの大人の事情と最新のロードマップを分かりやすく整理しました。
1. なぜ「月」の話ばかりになっているのか?(アルテミス計画)
現在、NASA(アメリカ航空宇宙局)が進めている、人類を再び月に送る国家プロジェクト「アルテミス計画」があります。
スペースXはこの計画において、非常に重要なパートナーに選ばれました。
NASAから巨額の資金(約30億ドル〜)をもらう代わりに、スペースXの開発している超巨大ロケット「スターシップ」を改造して、月面に着陸するための宇宙船(HLS)を提供する契約を結んだのです。
そのため、現在のニュースでは「スターシップを使って月を目指す」という話がメインになっています。
2. イーロン・マスクの頭の中:「月は練習台」
イーロン・マスク氏にとって、月への着陸ミッションは「火星へ行くための最高の練習舞台(かつ開発費をNASAに支援してもらえるチャンス)」です。
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技術のテスト:地球より重力が軽い天体に着陸する技術や、宇宙空間での燃料補給など、火星に行くために必須となる超難関技術を、月面ミッションを通じてテストしています。
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資金の確保:自社のお金だけで火星ロケットを開発するのは限界がありますが、NASAから仕事をもらうことで、開発スピードを劇的に上げることができています。
3. 現在の「月」と「火星」のスケジュール
スペースXが現在掲げている(かなり野心的な)ロードマップは以下のようになっています。
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2026年〜2027年頃:NASAの「アルテミス3号」ミッションで、スターシップを使って人類を月面に無事着陸させる。
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2020年代後半〜2030年代:月での成功データを引っ提げて、いよいよ無人のスターシップを火星へ送り、その後に有人での火星着陸・移住計画へとシフトする。

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