スペースX(SpaceX)のIPO(新規上場)に伴うロックアップ(大株主や内部関係者が株を売れない期間)の解除時期
今回のスペースXのロックアップ構造は、通常のIPO(一律180日など)とは異なり、株価の暴落を防ぐために「段階的(ティアーズ構造)」という非常に戦略的な仕組みが取られています。
いつ、誰のロックアップが解除されるのか、重要なスケジュールをまとめました。
📅 スペースXのロックアップ解除スケジュール
上場予定日である2026年6月12日を起点として、以下の段階で解除されます。
① 【上場後 16日目】個人投資家(IPO当選組)の売却制限解除
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時期:2026年6月下旬
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内容: SBI証券などでIPOに当選した個人投資家は、上場後15日間は「短期転売(フリッピング)」のペナルティ対象になります。これを過ぎた16日目以降から、ペナルティなしで自由に売却できるようになります。
② 【第1段階】一般のインサイダー(社員など)の20%
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時期:2026年7月〜8月頃(4〜6月期の決算発表後)
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内容: 上場後、初となる四半期決算(4〜6月期)を発表した直後に、対象となるインサイダー保有株の最大20%のロックアップがまず解除されます。
③ 【第2段階】一般のインサイダー(社員など)のさらに10%
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時期:業績・マイルストーン達成時
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内容: 目論見書(S-1)に記載された特定の業績・収益目標(マイルストーン)を達成したタイミングで、さらに10%が追加で解除されます。
④ 【最終段階】イーロン・マスク氏 & 主要な大株主
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時期:2027年6月13日(上場から366日後)
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内容: 最も注目すべき点です。CEOであるイーロン・マスク氏と、特定の超大口機関投資家は「366日間(1年と1日)」の長期ロックアップに同意しています。
💡 投資家としてどう見るべき?(株価への影響)
通常のIPOだと、上場から180日(約半年)が経過した瞬間に大株主の売りがドカンと降ってきて株価が急落する「180日問題」がよく起こります。
しかし、スペースXは以下の理由からロックアップ解除による暴落リスクを極限まで抑える設計にしています。
イーロン・マスク氏が1年間売れない: 創業者であり、議決権の85%を握るマスク氏が丸1年株を売らない(キャッシュアウト目的の上場ではない)と確約しているため、市場に強い安心感を与えています。
段階的な解除: 社員などの売りを一気に解禁せず、決算や業績の進捗に合わせて小出しに(20% ➡︎ 10%と)解除していくため、市場が売り圧力を吸収しやすくなっています。
まずは上場直後の乱高下、そして「上場後初の決算発表(7〜8月)」のタイミングで最初のインサイダー売りを市場がどうこなすかが、中期的な株価の試金石になりそうですね!

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